JBoss Advent Calendar 2011の24日目のエントリです。
Radargunはキャッシュやデータグリッドのベンチマークツールです。Infispanのベンチマークをする目的で作られたものですが、最近はあまりRadargunのほうがアップデートされていないので、アップデートするついででローカルベンチマークをとりあえずアップデートしてベンチマークを走らせてみました。
使用したソフトウェアはこちら:
- Fedora 16
- OpenJDK 1.6.0_22 IcedTea6 1.10.4 fedora-61.1.10.4.fc16-x86_64
- EHCahce 2.5.0
- Infinispan 4.2.1.FINAL
- Infinispan 5.0.1.FINAL
- Infinispan 5.1.0-SNAPSHOT (Infinispan 5.1系開発版)
テストした状態はnekop-20111224というタグを打ってあります。以下の条件でテストしてみました。
- ベンチマーク設定
- 100スレッド
- 100kウォームアップ
- 400Mリクエスト
- 80%読み出し、20%書き込み (デフォルト)
- Java VMの設定
上記の条件で10分くらいかかります。いろいろ条件を変更して何回か走らせてみたんですが、今のところテスト結果はそれほど安定していないので、Infinispanのパフォーマンスプロファイリングと合わせてテストのパフォーマンスプロファイリングも必要そうです。
テスト結果はこのようになりました。結果はまだ非常に狭い範囲のもので、この結果だけでどのソフトウェアが速いとか遅いとか一概に言えるものではないので注意してください。恐らくここに出しているものはパフォーマンスの総合力の10%程度のものです。残り90%を無視してパフォーマンスを語ることはできないことに注意してください。特にこのテストはローカルモードのテストであり、分散モードだと結果はまるっきり異なる可能性が高いです。