Torquebox 2.0.0.Beta1を試す
JBoss Advent Calendar 2011の23日目のエントリです。Ruby Advent Calendar jp: 2011 の19日目の記事でも紹介されていました。ありがとうございます。
Torquebox 2はJBoss AS7をベースとしたJRubyアプリケーションサーバです。他にもJBoss AS7をベースとしたClojureアプリケーションサーバのImmutantなんてのもあります。Bob McWhirter率いるProject:oddの作品で、最近ではawestructという静的HTML生成を行うフレームワークを発表しています。BobはJBossのフェローであり、Codehausの創始者であり、dom4jやDroolsのオリジナルの作者であり、Javaのライブラリで"werken"という語やパッケージ名が入っているものの作者です。
Torqueboxをgemを利用してインストールします。以下の例では普段使ってるJRubyとは別の場所にJRubyを展開して実行しています。
$ cd ~/tmp $ tar xzf jruby-1.6.5.tar.gz $ cd jruby-1.6.5 $ export JRUBY_HOME=`pwd` $ export PATH=$JRUBY_HOME/bin:$PATH $ jruby -S gem install torquebox-server --pre --source http://torquebox.org/2x/builds/LATEST/gem-repo/
アプリケーションを書きましょう。今回はSinatraを使います。Ruby on Railsとか使ってももちろん良いです。~/tmp/hellosinatra/というディレクトリにconfig.ruとapp.rbという二つのファイルを作ります。
$ mkdir -p ~/tmp/hellosinatra $ cd ~/tmp/hellosinatra
config.ru
require './app' run Sinatra::Application
app.rb
require 'sinatra' get '/' do "はろー" end
実行する前にRackとSinatraをインストールするのを忘れずに。デプロイして実行。
$ jruby -S gem install rack sinatra $ torquebox deploy $ torquebox run
http://localhost:8080/ にアクセスすると「はろー」が表示されます。簡単ですね。