今持っているのは子供が生まれたときに入手したNikon D7000だけど、大きくて重いのでただでさえ荷物いっぱいな子供との外出時にはあまり気軽に持っていけず、動画撮影のサポートも非常に弱いので買い替えることにした。
コンパクトさと控えめなお値段でZV-E10を選択、子供の運動会などの撮影で望遠を利用したいので望遠レンズ(タムロン b061)入手前提。望遠レンズつけるとコンパクトさと重量は微妙になるのは自明だけど、実際にどんなもんか試したい。
USB接続でのカジュアルなWebカメラ利用ができるというのも魅力的で、今利用しているLogicool Streamcam (実売価格15k)と比較もしてみたかった。
Webカメラ利用
- マニュアル記載のとおりUSB接続は1280x720での出力となる。また、USB給電は電力消費に追いつかない速度のようで、徐々にバッテリーが減少していく。HDMI出力は1980x1080のFHDとなるので、FHD出したいなら結局旧来のHTMI出力 -> 別途用意したHDMI to USBキャプチャデバイス -> USBという接続形態にしないといけない。
- Linuxでも問題なくWebカメラ利用できる、Win/Mac上で動作するソフトウェアが別途必要、ということはない
- アクティブ手ぶれ補正のクロップ(画角狭くなる)がWebカメラ利用でも有効なので、動画手ぶれ補正設定をスタンダードへ変更する必要がある
- 手順が5ステップも必要で少し面倒。カメラ電源ON、USBケーブル外してあること確認、ビデオモードと手ぶれ補正設定確認、USBストリーミングモードON、USBケーブル接続。
- Google Meet上での利用で、マイク音質はZV-E10もLogicool Streamcamでも有意な差はなく、一般的なミーティングでは問題ないレベル。ZV-E10のマイク性能が悪いのではなく、Logicool Streamcamのマイク性能が思ったより良い、ということだと思う。別途大きいコンデンサマイクを接続した場合はマイク音質の向上が確認できた。
- 当然だけど画質はLogicool Streamcamより良い
動画
- すごく高画質な動画はおそらく必要ないので、保存容量などを考えてもFHD 30fps程度でいいのでは感がしてきた。
- ズームレバーによるズームはズーム速度を一番遅く設定する、デフォルトの3ははやすぎる。
写真
その他
- Sony製レンズじゃないとアクティブ手ぶれ補正の威力が減少
- アクティブ手ぶれ補正で自撮りすると画角つらい、画角確保できる適切なレンズが存在して無いため、ちゃんとやるならジンバルで、ということになりZV-E10単体ではいい感じの手持ち自撮りは実現できない。広角フィルターで画角改善は一応できる、価格6kほど。
- 動画でこんにゃく現象がおきやすい(横に高速移動すると映像がぐにゃっとなる、ローリングシャッターの仕組みによるもの)
- 歩きながらのアクティブ手ぶれ補正はSonyレンズで自撮りじゃなきゃいける。デスク上での利用、歩いたりしないで止まっている状態での利用についてはアクティブ手ぶれ補正なしでたぶんいける
- ZV-E10が機能不足とかユースケースにマッチしないなぁ、と思ったらα6600の後継を待って買い替えとか考えればいいよね
- Logicool Streamcamがコスパ、画質、マイク、手軽さでWebカメラとしてとても良いものだという再認識
- タムロンb061でのレンズ手ぶれ補正、18-300mmは70mmまで強力なAI補正、それ以上は補正が弱くなる
- Sony Catalyst Browseで手ぶれ補正する場合、手ぶれ補正設定はなしかアクティブかにしないとジャイロ情報が保存されない。Sony Catalyst Browseで補正前提ならなしでOK。クロップ率を自分で指定できるっぽい(未確認)。
- Sony Movie Edit add-onというケータイアプリでも手ぶれ補正できる、こちらもスタンダードだと不可、撮影時手ぶれ補正設定はアクティブかなし前提。