nekop's blog

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Red HatのOpenJDKのサポート

【JDK 11 リリース直前】各ベンダーのJDKリリースモデル特集!というイベントがあってRed Hatさんもどうですか、ってお誘いが来たんですが予定が入っており参加できなかったのでエントリを書いておきます。

Red Hat Enterprise Linux (RHEL)には商用サポートされるOpenJDKパッケージが含まれています。RHELサブスクリプション費用に含まれており、OpenJDKのサポートには追加の費用はかかりません。yum install java-1.8.0-openjdkのようにパッケージをインストールすれば使えます。

OpenJDKのサポート期間についてはOracle社の影響が大きいという側面があり、RHELのサポート期間とは異なるサポート期間が定められています。

サポート期間についてOpenJDK 6は開始時点が遅かったので短くなっていますが、7も8も実績として8年はサポートしています。6と7についてはOracle社による無償アップデート終了後、UpstreamをRed Hatがリードしています。8もそうなるかな?

新しいOpenJDKリリースモデルで非LTSリリースとなったOpenJDK 9, 10などはRed Hatでは商用サポート予定はありません。LTSリリースのみ商用サポート予定となっていくと思います。

サポート内容はプロダクションサポートと呼ばれるもので、利用中の障害、バグの調査、バグ修正やセキュリティ修正の提供などが含まれます。開発サポートではないので、APIの使い方がわからない、といったような質問はサポート範囲外となります。

RHEL 7.5以降のOpenJDK 8ではウルトラローポーズGCであるShenandoah GCがサポートされています。-XX:+UseShenandoahGCで有効化できます。Shenandoah GCについてはサイボウズさんのざっくりわかった気になるモダンGC入門を見ると良いと思います。OpenJDK 11にExperimentalとして含まれるZGCについても書かれています。

あとはWindowsで開発して本番はRHEL、という一般的なユーザ向けにWindows版開発用OpenJDKというのも配布しています。開発用途専用です。Mac版は現時点で残念ながらありません。

OpenJDKへのコントリビュートはOracle社が圧倒的ですが、Oracle社以外ではRed Hatが一位となっています。

まとめ

  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL)には長期商用サポートされるOpenJDKが含まれているよ
  • OpenJDK 11もOpenJDK 7, 8と同様にサポート予定だよ
  • RHEL 7.5以降のOpenJDK 8でウルトラローポーズGCのShenandoah GC使えるよ