OpenShift Container Platform 3.3リリース
OpenShift Container Platform 3.3をリリースしました。Enterprise Kubernetesのコンテナプラットフォームです。
今回のリリースはかなり実用や応用に踏み込んだ機能追加が数多く実装されています。
ハイライトをざくっと抜き出すと以下のような感じです。
- 1,000ノードでの動作サポート
- Source IPなどのEgressの制御
- A/Bテストのためのロードバランシングサポート
- ルータの分割(sharding)
- HTTP以外のport指定トラフィックを専用のIPプールで受けるIngress制御
- リクエストが来ないときにpodを停止、リクエストが来たら自動的にpodを起動するアイドリングのサポート
- ストレージ(PV)のラベル付けとラベル選択のサポート
- Jenkinsビルドパイプライン設定のサポート
- グラフィカルなイメージ表示などのコンテナレジストリの強化
- 当初「透過イメージキャッシュ」と記述していましたが、blobのキャッシュ実装がまだできていませんでした
- Web ConsoleのUI/UX改善、モニタリング機能の強化
RHEL7のVMが用意できるのであれば、ocコマンドをダウンロードしていつもと同じ手順でoc cluster upしてすぐ動かせます。
oc cluster up --image="registry.access.redhat.com/openshift3/ose" --version=v3.3