nekop's blog

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子供にBluetooth trackerのTile Mateを持たせてみた

いま子供が6才と4才と1才なんだけど、幼児はショッピングモールなどの人混みやちょっと大きい公園に行ったりすると、大人ができる限り気を付けていてもちょくちょく居なくなってしまう。最近近隣で知り合いの迷子事例もいくつかあり、これは気をつけるというレベルでどうにかできる問題ではなさそうなので、技術的なアプローチをとってみることにした。

キャリアが提供しているGPSとSIM付きのキッズケータイが恐らく一番良いのだろうけど、幼児にはオーバースペックだ。ということでとりあえず一番ポピュラーなBluetooth trackerのTile Mateを持たせてみた。いわゆる忘れ物防止タグ。

Tileを持たせてみる、とはいっても幼児は基本的にモノをすぐ失くしてしまうので、生で持たせるのは問題外だ。カバンやケータイは動くのに邪魔になる大きさなので遊ぶのに外してしまう可能性がある。もっとぴたっと身につけるもの、腕時計タイプのものがベストかなぁ、と思っていたところで二の足を踏んでいたんだけど上の子が年長クラスになって移動ポケットをつけるようになり、下の子も欲しがったのでこれにトラッカー仕込めばいいじゃん、ということになり早速Tile Mate 3個パックを買ったのが二ヶ月ほど前。Tileを移動ポケットに入れて、基本的な機能を説明して大事なものだからお出かけするときはおやつを一個入れて必ず移動ポケット付けてね、と教えたところきちんと実践するようになった。おやつが多分ポイント。移動ポケットにはついでに連絡先カードも入れておこう。

Tile以外にはmamorioTrackRも良さそうだったんだけど、現時点ではTileユーザのほうが多くてカバー範囲が広そうであることと、ケータイからTileの音を鳴らす機能がある、という2点でTileを選択。

Tileは音を鳴らして子供に合図を送れる、子供がTileをダブルクリックして親のケータイを鳴らせる(4才ちゃんは鳴らして遊んでしまうことが簡単に予想されるのでこの機能は教えていない)、という2点は使い勝手が良い。Tileから鳴る音は比較的小さめなケータイの着信音程度なので、大きな音が鳴って迷惑になったりはしなさそうだけど場合によっては鳴っていることには気付かないかもしれない。移動ポケットごとタンスの中に入っていたときに、音を鳴らしてもタンスにほぼ接触するくらい近づかないと音が聞こえなかった。

一方、Tileのアプリで子供の位置はなんとなくの範囲しかわからないので、精度の高い探索はあまりできなさそうだ。Tileアプリを開けば子供が居る方向くらいわかるかなー、と思ったけど自分のケータイを中心とした円が表示されてこの範囲に居ます、みたいな表示がほとんどなので多くの場合方向もわからない。たぶんTileのBluetoothを拾った自分のケータイのGPSの位置が報告されるだけかな。Bluetoothの情報は位置補正まではしていない雰囲気がある。距離取って円の範囲は調整してるかな。Tileが自分のケータイのBluetooth範囲にあるかどうかの確認と、ちょっと遠くに行った場合や一定距離はぐれた場合などに、他のTileユーザ網に引っかかってくれればOK、程度に思っておいたほうがよさそうだ。それでも安心度は格段に違う。

Tile Mateは通信距離30mで、Tile Pro SportとTile Pro Styleは約4000円と値段が倍になるけど通信距離60m、防水、音が大きいといった利点も揃っているので子供の迷子防止ならProでもいいかもしれないなー、と思っているところ。