Fedora 15インストール
Fedora 15がリリースされたので、会社で新調したラップトップDell Latitude E6320にインストールするよ。法人向けの13インチ。ちなみにこのラップトップは各種デバイスがかなり新しめのようで、Fedora 14ではインストーラをVGAモードにしないといけなかったり、インストール後もネットワークデバイスを全然認識しなかったりという状態だった。
Fedora 15のインストール自体は全く問題なし。デバイスの認識も大丈夫。64bit版のLiveイメージをUSBブートして、ほぼOK連打で画面進めていくだけでおしまいなので何も書くことがない。
Gnome Shellによる新しいデスクトップは旧来のデスクトップとだいぶ感触が違うけど、自分は元々ほとんどウィンドウを立ち上げない、かつデスクトップにものを置かない使い方をしていたのでほぼ影響なし。Alt+Tabがウィンドウ単位の切り替えではなくアプリ単位の切り替えになったけど、これもFirefoxのダウンロードウィンドウとかに間違ってフォーカスするようなことがなくなって便利だと思う。すっきりしていて良い。
各種ソフトウェアも新しいバージョンが収録されていて満足。
以下こまごまとしたものを淡々と記録していく。
Gnome上でEmacsキーバインドを有効にする
gconftool-2 --set /desktop/gnome/interface/gtk_key_theme Emacs --type string
Gnome Shellがなぜかデフォルトで時刻のみ表示なので日付も表示する
gsettings set org.gnome.shell.clock show-date true
Firefox 4の終了時セッション保存を有効化
about:config開いてbrowser.showQuitWarningをtrueに設定
Firefox 4のフルスクリーン時のauto hide無効化
about:config開いてbrowser.fullscreen.autohideをfalseに設定
Firefox 4のツールバーカスタマイズ
Bookmark Toolbar消去、CustomizeでSmall Iconをチェック。Search Boxを消すとCtrl+kがGoogleに遷移という挙動になってしまうのでとりあえず残す。
Alt+grave(`)にアサインされているキーバインドを修正する
Alt+graveは日本語を入力するibusのデフォルトトリガキーバインドの一つなのにも関わらず、Gnome Shellで新たにウィンドウ切り替えにアサインされててそっちが優先されてしまい日本語変換のトリガにならない。自分はAlt+grave以外のCtrl+spaceなどの他のアプリとかぶりまくって大変なデフォルトキーバインドは全部無効化してしまうので、Alt+graveが使えないというのはツライ。
というわけで直す。System Settingsを開いて、Keyboard, Shortcuts, Navigationの順に辿る。"Switch windows of an application"という項目があり、"disabled"となっているが実はこれは正しい表示ではなく、実際にはAlt+graveにアサインされている。これを適当なものにアサインしなおしてから、もう一度選択してBackspace押してdisabledにするとAlt+graveのアサインが無効化されてibusに渡るようになり、日本語入力のトリガとして使えるようになる。
/etc/X11/xorg.conf.d/10-evdev.confを作成してマウスのセンターボタンクリックスクロールを有効化
Section "InputClass" Identifier "evdev pointer catchall" MatchIsPointer "on" MatchDevicePath "/dev/input/event*" Driver "evdev" Option "EmulateWheel" "on" Option "EmulateWheelTimeOut" "200" Option "EmulateWheelButton" "2" EndSection
TouchpadがTouchpadとして認識されていない
マシンにはトラックポイントとTouchpad(トラックパッド)が両方あるのだけど、設定を見るとポインティングデバイスが一個しかないことになっている。Touchpadも基本的には動くのだけど、Touchpadとして認識されていないのでエッヂスクロール(端っこなでるやつ)とかが設定できない。Touchpadの無効化もできない。
あとで調べる。
https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=590880
今普通になおってるのでもう気にしない。
普通にShutdownするとハングする
ログインしている状態でShutdown発行するとハングする。Gnome Shellが絡んでいるっぽい感じで、一旦ログアウトを選んでからシャットダウンすればよい。たぶんアップデートですぐ直るんじゃないだろうか。
あとで調べる。
http://www.fedoraforum.org/forum/showthread.php?t=260682
やっぱりすぐアップデートで直ったっぽい。
/etc/security/limits.confのnofileとnprocが低すぎるので上げておく
これやっておかないとJavaでヒャッハーするときに800スレッドくらいでOutOfMemoryError: unable to create new native threadとか言われる。
* - nofile 8192 * - nproc 8192
nprocのsoftが新規ログインで1024になったまま。あとで調べる。
調べた。nprocについては安全のために別のファイル /etc/security/limits.d/90-nproc.conf でデフォルトを定義している。
/etc/sysctl.confでネットワークバッファ上限上げておく
ヒャッハー
# Allow a 25MB receive buffer net.core.rmem_max = 26214400 # Allow a 1MB send buffer net.core.wmem_max = 1048576
インストールしたパッケージたち
"Virtualization"とかクオートしているものはgroupinstallしたやつ。
yum-plugin-fastestmirror git subversion cvs emacs emacs-apel flim w3m emacs-w3m java-1.6.0-openjdk\* ack man-pages xchat libreoffice-writer libreoffice-calc libreoffice-impress "Development Tools" "Virtualization" rpmdevtools telnet mtr mock tmux wireshark-gnome autofs