WildFly 10.0.0.Final リリースしました
Java EE 7アプリケーションサーバであるWildFly 10.0.0.Finalがリリースされました。WildFlyのサイトからダウンロードできます。
リリースノートはこちら。起動時間は僕の手元で1.6秒でした。
09:53:17,610 INFO [org.jboss.as] (Controller Boot Thread) WFLYSRV0025: WildFly Full 10.0.0.Final (WildFly Core 2.0.10.Final) started in 1606ms - Started 267 of 553 services (371 services are lazy, passive or on-demand)
ハイライトとしては以下のような感じです。
- Java EE 7
- Java 8以降
- Java 7では動作しません
- JMS実装がActiveMQ Artemisに
- UndertowでサーバサイドJavaScript
ActiveMQ ArtemisはHornetQがActiveMQに合流してできた新しいメッセージングミドルウェアです。このような合流はJavaミドルウェアだと以前にXML WebServicesでCeltixとXFireが合流してApache CXFができた、というのがありますね。
Java EE 7の商用サポート版であるJBoss EAP 7はこのWildFly 10をベースにエンタープライズ版になるためのエンジニアリングがされてリリースされる予定です。JBoss EAP 7のリリース予定日はまだ公式には未発表ですが、今までのリリースの傾向からするとたぶん今年の前半には出るんじゃないかなーという感じです(非公式見解です、内部リリース予定情報は見ないで書いています)。Red Hat Summitも6月にありますし。