Dell XPS 13 2015をFedora 23にした
奥さんのラップトップ、以前はそこそこ大きいのが良いということでInspiron 15 2010年モデルだったんだけど、少し前にHDDが壊れてしまいWindowsとはおさらば、SSD換装してFedora 21という構成にしていた。最近は子供も居るしちょこちょこ使うユースケースが増えて、やはりもう少しコンパクトでかわいいラップトップがいい、ということでMac超え狙って開発したという話のDell XPS 13 2015 (XPS 9350 Skylake model)を買っていた。なかなかかっこいいボディである。
プリインストールされているWindows 10で試しに運用してみたのだけど、やはりWindowsに慣れていないので仕事しづらいということと、日本語入力がなぜかデフォルトでカナ入力になるという現象が発生して設定いろいろ探して変えたけどなおらないという微妙な状態になってしまい、非技術系な奥さんですらFedoraのほうが使いやすいという話になってFedora 23にすることにしたのであった。
初UEFIでこのへん手間どった。BIOSアップデートしていないとFedora 23のインストーラが起動時にカーソル出して固まる。
インストールしたFedora 23起動するとWiFiが認識されない。調べてみるとBroadcomのもので、対応するLinuxのドライバがない、もしくは不安定、という状況のWiFiチップのようだ。
sudo lspci -vnn
の結果が以下。
3a:00.0 Network controller [0280]: Broadcom Corporation BCM4350 802.11ac Wireless Network Adapter [14e4:43a3] (rev 08)
ここでおもむろにNexus 6をUSB接続してテザリング、Nexus 6は自宅のWiFiにつないでるのでとりあえず結果的にWiFiに接続している状況にしていろいろ試行錯誤。
まずはsudo dnf update -y
でカーネルも最新にしてリブートしたけど状況変わらず。
いろいろ調べていくと標準のbroadcom向けドライバは未対応、rpmfusion-nonfreeのbroadcom-wlが対応しているかもしれないという情報を元にインストールしてみたけどダメ。
他に43a3はLinux 4.4カーネルのbrcmfmacというドライバで対応しているという情報があったので、試してみることに。Fedora 23の現時点でのstableのカーネルは4.3.5だが、Linux 4.4カーネルはtestingにある状況なのでそちらをインストールしてみる。
sudo dnf install kernel -y --enablerepo=updates-testing --best
でkernel-4.4.2-301が入るのでリブートしてみるとビンゴ、WiFiが使えるようになった。今のところ特に不安定ということもなく、普通に使えている。
調べている過程で、多くの人はこのXPS 13にLinuxをインストールするためにWiFiチップをIntelのものに換装という手をとっているみたいだったけど、XPS 13のアルミ削り出しボディ開けるのも結構シビアでツメ折れるリスクがあるという記述もあったので、やらなくて済んで良かった。
追記: 次の日dnf updateしたらstableからkernel-4.4.2-301が落ちてきたというオチ。今日以降の人はとりあえずネットワークをゲットしてdnf updateすれば普通に使えるということになる。